キャッシュレスという大きな船
2019年03月05日
こんにちは。
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
キャッシュレス決済。
なんだか最近よく聞く言葉ですが、日本人は現金主義だとか、中国はキャッシュレスが進んでいるとか、何かと考えさせられる話題の一つです。
銀行振込という電子取引もキャッシュレスに含めると考えると、日本は決済の50%以上が既にキャッシュレスになっているそうです。でも、クレジットや電子マネーの利用率は20%程度ということ。
Suicaとかの交通系電子マネーはみんな持ってるけど、交通以外ではあまり使わないのだとか。とても便利なだけに、なんだか不思議な感じがします。
何がそれを邪魔しているのかと思うのですが、一つはキャッシュレスという大きな船に不本意に乗り換える事への拒否反応ではないでしょうか。
今まで現金決済という銀行中心の大きな船で何も不自由なくいたのに、突然他の国と比べられて、さあキャッシュレス船に乗換えましょう!なんて言われてもねえ、という感じかなと。だって乗り換える理由がないもの。
あと、現金はそこそこ自分で管理できるけど、キャッシュレスになると誰かの作った大きな仕組みに大きく頼らざるを得なくなるので、そもそもそれが嫌、なのかもしれません。
そう考えると、これまでニコニコ安心現金払いの基盤を提供してきた銀行が中心となって提供を始めたスマホ決済、Jコインペイは、キャッシュレス船への乗り換えを促す可能性が大きいと考えます。
なんといっても事業者でなく金融機関という信頼感がベースにあることと、地方銀行も参加してしているので、全国の事業者へも広がりがありそうだからです。
まだ使える場所は限られていますが、今後使える場の広がり次第では、もしかしたらキャッシュレス大海賊時代の海賊王になるのでは、と思ってしまいます。
ちなみに、私は現金は使わないでよければ出来るだけ使いません。これだけ銀行金利の低い時代、いろんなポイントを駆使することが、こうした低金利のせめてもの補完になる、と考えているからです。
そう考えると、消費者目線では今の時代はこのポイントの恩恵にあふれています。何事も試してみて、それから考えても良いと思いますがいかがでしょうか。