冬の回数
2024年11月16日
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
11月になりましたが、あまり寒い日がなく、冬が来た実感がないままに、日々薄着で過ごしています。
四季が豊かな国に住んでいるということはわかっているのですが、そのことを意識しないと、あっという間に季節が変わって行くので、なんだかもったいない気持ちがします。
そんなことを思いながら、ふと、自分の人生における残りの「冬の回数」を考えてみました。
平成22年時点での男性の平均寿命は79.64歳らしいので、80歳として考えると、
自分の残りの冬の回数はだいたい28回です。まだこんなにあるじゃないか!と楽観的に考えることもできるでしょうが、回数で考えると、正直、意外と少ない感じがしました。
大人になるにつれて、時間がどんどん速くなるのを感じています。
季節の移り変わりもそうですが、日々の仕事も生活も、意識しないとあっという間に流れていくように思います。
よくないなあと思うのは、生活の節目となる季節のイベントにも慣れてしまって、非日常感が減ってきたように思うことです。歳を重ねるごとに、慣れを慣れにしないようにするスキルが必要なのかもしれません。
先日、知り合いから、SNSで毎日の食事を記録するようになったと聞きました。
理由は、時間の流れが加速していて、毎日の行動も忘れてしまうから、何か日々の記録を残しておきたいと思ったから、だそうです。情報は公開せず、自分だけの記録にしているそうです。
私もこれまでは、ただ過ぎていく時間に無頓着に、ただ身を任せるだけでしたが、このように日々の自分の何かを記録するのは面白いなあと思いました。SNSはまさにこうした記録付けにうってつけの道具ですし、自分のことを記録するだけなら負担もなさそうです。こうした自分の足跡を確認できることで、時間にちょっと色が付くような、生きた証ができるような気がします。
残りの回数を考えると、さまざまな季節のイベントも、毎日のちょっとした出来事も、もっとゆっくり、じっくりと楽しむのが良いなあ、と思いました。コスパやタイパも大切ですが、メリハリのある時間の使い方が、これからますます速くなるであろう時間のスピードを、少し遅くしてくれるコツではないかと思いました。