自動運転車の事故
2018年05月28日
こんにちは。株式会社ハッピーコンビの中村です。
自動運転車の市場投入に向けて、自動車メーカーはじめ、IT企業も参入して鎬を削る状況になっています。そんな中、米配車大手のウーバーテクノロジーズが、完全自動運転の試験走行中に人が亡くなる事故を起こすというニュースがありました。
ドライブレコーダーの映像を見る限り、歩行者である被害者の存在には、まったく気づいていないようにでした。自動運転車の普及により、事故が激減するといわれていたので、とてもショックな事故でした。
人が運転すれば事故になるケースが、人の認知を凌ぐ自動走行システムのおかげで回避できるという理想レベルに至るまで、まだ時間がかかることを露呈したからです。
たとえ試験走行とはいえ、人の認知レベルにも達しない完全自動運転車が街なかを走っていると思うと、ぞっとします。
物流を担う労働者が益々不足していく中、完全自動運転による省人化が切望されますが、この事故を教訓にしっかりと原因を究明し、まずは高速道路などの自動車専用道に限定して運用するなど、段階を踏んでクルマ社会に溶け込んでほしいと思います。
開発競争が過熱するのは理解できますが、見切り発車だけはご勘弁願いたいです。