世代交代への想い
2018年02月19日
皆さま、こんにちは。
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
会社の事業承継についての相談が増えているなか、ある件について税理士さんと話をしました。
自社株の評価や経営資産の個人財産との色分けのお話を確認し、それを受けて早速ごお客様とお話することになりました。
これまでは今の経営課題について、その改善という比較的ライトな話をしてきたのですが、今回は社長ご本人の今後の人生目標や次世代への想いなども含めた話をすることになりました。
資産や借り入れの状況などは簡単に把握できましたが、社長が今後どうしたいのか、という話でストップしてしまいました。
実は今後どうしたら良いか、ということがご本人にも分からず、そのプランがまったくないことがわかりました。
経営への想いとともに、ご家族への相続や自分自身のこれからなど、考えるべきことはわかっていても、そのことを考えることを避けてきた、というのです。
とりあえず今回を皮切りにして、税理士さんや弁護士さんと協力しながら、中小企業庁の事業承継計画に沿って、少しづつ順を追って進めることになりました。
大きな責任を感じるとともに、経営を全方位で見ることができるので、とても楽しい仕事でもあります。そして、こうした重要な仕事に関われることを光栄に思います。
事業承継支援の先輩から教えてもらった印象的な言葉があります。事業承継は、今の経営者がバトンをただ次世代に渡すようにするのではなく、それと共に次世代の経営者がバトンを奪っていくようにするのが理想だ、と。
実際はそう理想的にはいかないのでしょうが、そんな気概のある次世代経営者がいたら、きっと幸せな会社なのかもしれませんね。