品格の未来
2017年12月07日
皆さま、こんにちは。
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
最近の大相撲は、暴力の話でもちきりでしたが、報道の仕方もいろいろで、考えることの多い出来事でした。
私は中でも、横綱の品格問題が気になりました。
以前、朝青龍さんの時も、こうした品格のあるなしで騒がれたことを思い出します。暴力は問題外ですが、そこにある品格の定義といいますか、感じ方、理解の仕方に改めて興味を持ったわけです。
強さはもちろん大切ですが、同じようにこうした品格って、皆の模範になる要素として、とても大切だと思います。
この曖昧だけど、日本人ならなんとなくわかる品格の感覚ですが、では外国の人にどうやってわかってもらうのか。
それには、互いが付き合う中で、ゆっくりと理解し合うしかないのではないでしょうか。だからこそ、やはり個人差が出るし、時間もかかるのではないかと。
そういう意味では、外国の人と関わる中で、こうした私たちの考える品格も、少なからず外国の人の感覚の影響で変わっていくものなのかもしれません。
こうした互いの価値観の混ざり合いは、時間の熟成を経て、将来どんな姿になっていくのでしょうか。
さて、これを企業に置き換えた時、横綱級の大手企業の品格はどうでしょうか。
栄えてますます他の企業のお手本となる、尊敬を集める企業もあれば、不祥事を起こして残念なニュースになる企業もあります。
企業の社会的責任が重要性を増していますが、これは言い換えれば、企業にますます品格が求められていることと同じではないでしょうか。長年の大相撲の歴史も、こうした価値観が支え、守ってきた側面があると思います。そういう意味では、日本のこうした品格を重んじる価値観を、もう一度見直す必要があるのかもしれません。
私もふんどしを締めなおして、残り少ない2017年を、その後の2018年も、品格ある姿勢を大切にしていきたいと思いました。