理論が実践に先行することはない
2019年01月17日
こんにちは。
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
今回はドラッカーさんのお言葉シリーズ、「理論が実践に先行することはない」についてご紹介します。
私たちは、普段こうしたドラッカーさんのような先人たちのつくった理論を道具として、経営のご支援をしています。
経営支援を実践する上では、その時々の条件によって、最善と思われる行動は異なります。理論という道具を使って道しるべを作りながらも、実際どうなるか、結果はやってみないとわかりません。試行錯誤を繰り返す日々ですが、それが経営の、仕事の面白いところなのかもしれません。
以下、ドラッカーさんのお言葉です。
政府、大学、ビジネス、労組、教会のリーダーたる者が意思決定の 前提とすべきものが、「すでに起こった未来」である。
「すでに起こった未来」を知るには、今日当然としているものに反し、したがって新しい現実をもたらしつつあるものは何かを知らなけれ ばならない。
学者や知識人は、はじめに理論があり、政治、社会、経済、心理の 現実はそれに従って形成されると考える。そういうこともある。だが滅多にない。
理論が実践に先行することはない。
理論の役割は、すでに有効性を確認された実体を体系化することに ある。
個を一般化し、教え学ぶことのできるもの、一般に適用できるものにすることにある。