民間企業の機能
2018年06月08日
こんにちは。
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
経営の本はたくさんあれど、やはり古典といいますか、昔から読まれている本には学ぶべきことが多いと感じます。
そこで最近読み直しているド ラッカーさんの言葉を以下にご紹介したいと思います。民間企業の機能についてです。以下、彼の言葉です。
再民間化とは、家族やコミュニティが担いきれなくなったために政府に任された仕事を、政府以外の組織に戻すことである。
再民間化に企業が適しているのは、それがイノベーションのための組織だからである。他の組織はすべて、変化を阻止するか、少なくとも緩和するために つくられている。
それらは、やむをえざるときに不承不承イノベ ―ションを行なう。しかも企業には、政府に不可能な二つのことができる。
第一に、事業をやめることができる。
市場で活動しているならば事業をやめざるをえなくなることがある 。
第二に、企業は社会がその消滅を許す唯一の組織である。企業は仕事ぶりを厳しく評価される。
消費者は製品がどれだけ役に立つかだけを考える。
役に立たなければ、それをつくった企業が消滅しても残念とは思わない。投資家も残念とは思わない。
企業が優れている最大の理由は、利益の機能にあるのではない。赤字の機能にある。
だからこそ企業は、あらゆる組織のうち最も適応性に富み、最も柔軟である。