日本沈没と創造力
2021年12月31日
株式会社ハッピーコンビの荒井幸之助です。
以前から気になっていたドラマ「日本沈没」を、年末に全話一気に観ました。
Netflixで配信しているのですが、本当に便利な世の中になったものです。
話の内容は置いておいて、観ながらとにかく所々で泣きそうになりました。
日本の素晴らしい自然、文化、歴史、生活が失われること・・今考えても切なくなります。
日本の国土がなくなっていくことが、フィクションとは言え、こんなに衝撃的だとは思っていませんでした。
自分の国がなくなったら?なんて考えたこともなかったので、
海外で生活するとしたらどんな国が良いか?とか、そこでどんな仕事で生きていくか?生活費は?
とか、普段は考えない問いが幾つも出てきます。
どんな国で住むか?と考えても、自分なりの知識で何となく親近感があったり、言葉が難しそうでないとか、
そんなことでしか考えられません。
どんな仕事で生きていくか?に関しては、もはや選択肢が相当限られます。
それでも生きていかなくてはいけないとすれば、きっとそのときの状況で考えるしかないな、くらいの発想。
生活費も、円がなくなったらどうなるのだろう、なんて考え始めたら気が遠くなります。
そもそも危機に対する準備期間がどれくらいあるかによっても、考えることが異なってきます。
当たり前にあるものがなくなることを想像するだけで、こんなにもいろいろと考えることになるんですね。
でも、これって今ビジネスでも求められていることなのかもしれません。
これまでの延長線上でなく、もしそれがなかったとしたらどうするか?
日本はこれまで長年築いた様々な社会資産、生活インフラがあるからこそ、それを前提に考えてしまいますが、
ゼロから発想することで、ダイナミックな変化を創ることができるのだと思います。
デジタル化はどこまで世の中を変えていくのだろうか、オンライン化はどこまで進むのだろうか。
それ以上に大切なのは、その変化を受け入れる受容性、当たり前をそうでなくてよいと考える柔軟性。
今が最高!と思えることは素晴らしいけれど、もっと良い!を求めることを諦めたくない。だから学ばなくてはいけない。
2021年が終わる今、ドラえもんがいる未来を描いたあの日のような未来の姿に、2022年はもっと近づけたらなあ、って思います。